無痛分娩

当院では開業当初から「無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)」を積極的に行っております。
これまで数多くの皆様に無痛分娩を体験して頂き、リピーターも増えて来ています。
無痛分娩と言っても、各施設でその内容に違いがある事は意外と知られていません。
そこで当院では月に1回程度、無痛分娩についての説明会を実施させて頂き、当院での無痛分娩をご理解頂いた上でのご希望をお受けいたしております。

最近無痛分娩に関する医療事故が取り沙汰されていますが、当院では無痛分娩1日1件を原則とし、精通したスタッフが分娩経過と共に疼痛管理と全身管理を行って事故防止に努めています。

硬膜外麻酔による無痛分娩について・・・・

例えば、

  1. 陣痛に対する恐怖や不安が強い方、
  2. 前回の出産で陣痛が辛かったという方、
  3. 高血圧傾向にある方、前回の出産で血圧が高くなった方、
  4. 赤ちゃんが小さめで羊水量が少なく、陣痛というストレスに対して母児の負担が懸念される方

などに、「硬膜外麻酔による無痛分娩」をお勧めいたします。
無痛と言っても手術する麻酔とは違って、下半身の感覚が全く無くなるものではありません。通常の生活ができ、出産時の娩出する感覚が感じ取れる麻酔であり、陣痛を緩和する「和痛」とも言うべき麻酔です。もちろん、希望が有れば痛みを全く感じない完全無痛にも対応可能です。
また硬膜外麻酔により分娩時の痛みだけを取り除く事で、産婦様の呼吸や循環、更には精神面でのストレスが軽減され、分娩間際までクリアな意識を保つ事が出来ます。これにより心身ともに落ち着いた出産が可能となります。

無痛分娩 image
当院ではお産の進行状況に応じて変化する痛みの部位と性質を把握し、それに応じて麻酔薬の強さを変えて対応しております。これにより産婦様とお腹の赤ちゃんに対するストレスを軽減しながら、より安全は出産を目指しています。ところで、安全に出産されるためには産婦様が平常心で居られる事が何より重要です。その手段として当院ではソフロロジー式分娩法と無痛分娩を取り入れております。どちらを選ぶかは妊婦様それぞれの経過や前回のお産の状況からご相談させて頂き、バースプランに反映させて行きたいと考えております。

先ずは無痛分娩に関心が御有りならば、当院の説明会にご参加下さい。
他施設で健診を受けられている妊婦様も受講可能です。お電話で受講の予約を承っております。

無痛分娩までの大まかな流れについて・・・・

先ずは無痛分娩の説明会を受講して頂きます。受講する時期は妊娠36週以前であれば、いつでも構いません。受講後に検討して頂き、希望される場合には妊娠36週の健診時に必要な血液検査をさせて頂きます。その結果に問題なければ、妊娠37週の健診時に無痛分娩の承諾書をお渡し致します。
その後は『計画出産』の説明にあるように、健診時に分娩準備状態の成熟度を把握して、入院時期を決めさせて頂きます。もちろん、当院では“陣痛が来た時でも”、“夜間・休日でも”、無痛分娩を行っておりますので、ご安心ください。
入院後の経過については、説明会時に配布した資料をご覧ください。